NPO法人 日中健康科学会


by jchs
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写真1、本会交流推進部仝選甫部長が河南中医学院附属病院伝統医学センターにおける交流の風景。
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写真2、本会澤宏紀会長と仝選甫部長の河北省石家荘市にある看護学校で視察時に現地責任者との記念撮影。
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# by jchs | 2010-06-16 08:49 | 活動情報
b0123760_9373882.jpg2010年4月29日~5月5日、中国側からの要請を受けて、日中健康科学会の澤 宏紀会長と仝 選甫部長の2人は、中国の看護師教育の現状視察と同分野における日中交流の推進のため、河南省の鄭州市、新密市と河北省の石家荘市に訪問しました。
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# by jchs | 2010-05-12 09:37 | 活動情報
 2010年4月29日~5月5日、中国側からの要請を受けて、日中健康科学会の澤 宏紀会長と仝 選甫部長の2人が、河南省の鄭州市、新密市と河北省の石家荘市を訪問した。

 今度の主な訪問の目的は、中国の医科大学および医療専門学校における看護師の教育と人材育成の現状を視察し、当分野の日中両国の交流を推進しようということです。 

 現地の関係者の熱烈な歓迎を受けながら、将来の人材と学術的な交流活動の可能性について、いろいろ意見交換や情報収集をしました。

 まず、本会と提携し合い、以前から本会の澤 宏紀会長と仝 選甫部長を客員教授として招聘している河南中医学院に訪問し、日本の看護教育と臨床の事情に関する交流会に臨み、中国側の現状をいろいろと現場で調査しました。

 本会の澤宏紀会長が特別講演会の後、現地の皆様との記念写真を提示いたします。
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# by jchs | 2010-05-12 09:32 | 活動情報
講演要旨

  3月7日、東京医家歯科大学にて東京臨床中医学研究会と中華中医薬学会主催、NPO法人日中健康科学会と在日中国科学技術者連盟医薬協会との後援で開催されたシンポジウム「2010日中伝統医学の診断における最前線」には、下記の講演が発表され、日中両国の学者達の間ではに熱烈なデスカッションが展開されました。


王 天芳教授 北京中医薬大学中医診断学系主任


弁証と弁病を統合する証素による弁証の基本

証(又は「証候」)とは、ある段階まで発展してきた疾病の病因・病性・病位及び病勢に関する高度な総括であり、疾病の特徴と本質をある程度反映して、臨床における治療の根拠である。ただし、これまでの中医学における弁証方法と証候名が繁雑で、様々な証に関する診断基準の規格化もまだ実現されていないため、教育における伝承と臨床応用、ならび学術の交流と普及でも不便を感じられる。

証候要素(証素)とは、証を構成する基本的要素を指しており、主に病位(脾、肝など)、病性(気虚、血瘀など)と二分できる。一つ完全な証は、臨床において通常病位類と病性類の要素で構成され、脾気虚の証素は「脾」と「気虚」で構成されているのは即ちその例である。これまでの研究では、50項目の証素が抽出されてきた。様々な証と比べれば、証素の種類が少なく、簡単明瞭で疾病の病位・病性における特性を反映できるため、臨床応用にとっては便利になるとみられている。

また、弁証と弁病の統合とは、ここに現代医療の病名診断と中医学的弁証による診断との統合を指している。疾病に関する現代医療の診断は、中医学の病名診断より基準が明確で、今日の臨床においてその適応性が強く、共識に達成しすいという現状を踏まえて、我々は現代医療による弁病と中医学的弁証との統合によって、証素をベース及び中核とする弁証の体系を構築している。この新しい弁証システムは簡約で把握と応用がしやすく、また臨機応変で複雑な場面に対処できるという特徴を持っており、教育普及においても好都合である。


更年期症候群によくみられる証素

更年期証症候群によくみられる病位類の証素は、腎・肝・心・脾などであり、よくみられる病性類の証素は陰虚・陽虚・気虚・血虚・気滞・血瘀・火(熱)・湿などである。


亜健康状態の概念、分類および診断

亜健康(半健康)状態とは、生体の健康と疾病との間における低質で不完全な健康状態およびそれと関った体験である。亜健康状態にある者は、完全な健康の状態とずれており、ある期間内に活力の低下、生理機能のおよび適応能力の減退がみられる状態であるが、西洋医学的疾病における臨床期又は前臨床期の診断基準にはまだ及んでいない状態である。具体的に身体性・心理性および社会適応性の3種類に分けられる。

現代医療から新しく提起されたこの亜健康状態という概念は、そもそも『黄帝内経』の時代から中医学において「未病」および「未病治」というように表現されてきたと言えよう。今日の亜健康状態と中医学でいう「未病」の概念とはイコールできないが、それは「未病」の範疇に属していると思われる。

亜健康状態の判断(主に様々な疾病に対する除外診断と併存)には、現代医療の診断方法(例え病史の採取や精神神経状態及び全身の機能に対する評価、画像ならびに各種の実験的検査など)の利用がよくその有無および分類の決め手となるが、ユニークな立場と方法論を持つ中医診断学の応用は、また同分野の研究を新境地に導いていると思われる。


疲労性亜健康状態のよくみられる証素

疫学的な研究から、疲労性亜健康状態のよく見られる証素は、病位類において主に五臓(肝・脾・腎・心・肺)と二腑(胃・胆)と関わり、中でも肝と脾が最も多く見られている。病性類においては虚証・実証(気虚・気滞・火(熱)・湿・痰・陰虚・気逆・陽虚・血虚・血瘀)とも関わり、実証には特に気滞が多く、虚証には気虚が最も多いという結果が分かっている。

肝・脾両臓における機能の失調と疲労性亜健康状態の発生にはわりと密接な関連があり、疏肝解鬱・健脾益気より疲労性亜健康状態の治療と調整に着手すれば、往々にして良い臨床効果が得られやすい。
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# by jchs | 2010-03-11 20:31 | 交流空間
講演要旨

 3月7日、東京医科歯科大学にて、東京臨床中医学研究会と中華中医薬学会主催、NPO法人日中健康科学会と在日中国科学技術者連盟医薬協会の後援で、シンポジウム「2010日中伝統医学のしんだんにおける最前線」が開催されました。
 下記の上海の王憶勤教授の発表が注目されており、中医学の特徴の維持とその近代化的な発展の是非について、会場ではホットな議論が引き起こされたのです。


 王 憶勤教授 上海中医薬大学中医診断学教室主任

 中医学診断の真髄は弁証論治である。弁証論治の基本は「望診」、「聞診」、「問診」、「切診」(「四診」)を通して疾患に関する臨床情報を収集し、さらに「四診合参」という方法を用い収集した情報を分析、帰納する。帰納によって病因、病機を推理し、さらに治療原則及び予後などの指標とする。しかし、伝統中医診断方法は医師の主観的な認識及び経験に頼らざるをえないのが現状である。中医学が発展してきた時代背景、歴史的の環境素因などから考えれば仕方がないことである。しかし、客観性、再現性が乏しいため、中医学の発展及び現代医学の融合に対し大きな支障となっている。伝統中医学理論のさらなる発展のためには、現代科学技術の方法、手段を用いて、診断方法をより客観化しなければならない。また、標準化についての研究は、中医学が近代化できるかどうかの重要な課題である。

  本研究班は中国国内多数の有名理工学系大学及び研究所と共同研究チームを組んで研究開発に挑んだ。数学、生体情報学、コンピューターサイエンス、組織プログラム学など多方面の専門的技術を応用し、我が上海中医薬大学の一万余りの各科の症例データーベースに基づき、数年間にわたりTP-T型舌診、脈診数字化分析機、ZBOX¬¬―I型舌象、脈象数字化分析機、DS-I中医四診総合分析機を開発した。最新の四診総合分析機は中医の望診(面診),舌診、聞診(声診)、問診、脈診などの情報を客観的、規範的に、また数値化して分析することを可能にした。この分析機を用いて顔の色、光沢度、舌質、舌苔、声質、脈象などのデーターを比較的に正確にグラフで規範的に描写し、相関定量化係数で表すことができた。

 本研究班は心筋梗塞の患者のカテーテール施術前後の脈象の変化、及び中西医結合で肺がん治療前後の舌象、脈象の変化を客観的係数的の変化に基づき研究した。その結果、舌象、脈象を客観的に分析することが可能となり、手術、薬物治療の効果判定にも有意義な方法であると判明した。これは中医治療効果の評価基準になる可能性がある試みと考えられる。

 舌診、脈診と生理病理状態との関連についての研究の結果で明らかになったことは以下の通りである。

 ①妊婦は妊娠の段階により脈図係数的変化がみられる。

 ②舌象係数は胃粘膜の病理変化と関係が認められた(胃カメラから見た胃粘膜の状態)
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# by jchs | 2010-03-10 20:47 | 交流空間